これからエレキギターを始める人でこれを読む人がいたら嬉しいなと思いながら書きます。 ギターを初めて買う時、「どれを買ったらいいのか」という疑問はまずあると思います。 どれを買ったら「正解」か、「バカにされない」か、「役に立つ」か、「音がいい…
ここ1年くらいのことを僕目線で。 THIS IS JAPANの新譜、WEEKENDERが11月27日に発売される。 アルバムの準備を始めたのは去年末くらい。 いろいろと経緯があって、僕らは1〜3月にかけてフルコーラスのデモをひと月10曲ずつ、計30曲作ることになった。 オルタ…
NUMBER GIRLはたぶん、僕の高校時代の全部と言ってよかった。 それはオルタナティブロックとの出会いで、人間4人が鳴らすロックサウンドとの出会いで、当時17才だった僕にとって実存主義的な思考との出会いだった。 言葉で書いてしまうのも虚しいほど、高校…
「エフェクターのことがよくわからないので、こやびんさんのエフェクターへのこだわりや好きな、オススメのエフェクターなど書いてほしいです!!(youtubeでジロッケンのディスジャパの回を観たらすごく楽しそうに話されていたので……)」(質問箱より) とリク…
リクエストいただいたので使ってるギターについてマニアックな話。 たぶん興味ない人は… … 僕が今使ってるのはFender Mexicoのroad wornというシリーズのストラトキャスター 50’s仕様再現モデルです。 ロードウォーンっていうのは確か「くたびれた」みたいな…
だいぶ間を空けてしまいましたが旅行記の続きです。 ライブ当日。 僕は少し早めにホテルを出発して会場の近くにあるギター工房に立ち寄りました。 というのも、そこは今年の春に下北沢のお花見で知り合ったアメリカ人のニックが経営するRivingston Guitarsと…
先々週くらいにニューヨークに行ってきた。 ニューヨークでの第一目的はデトロイトのバンド、MC5の1968年のライブアルバム、”Kick Out the Jams”のリリース50周年企画「MC50」を見ること。 50周年といってもMC5は解散しているので、ずっと活動してきたという…
The Buggles / The Age of Plastic (1980) ニューウェーブ、特にテクノポップを語る上で欠かせない人物、それがミュージシャンであり作曲家であり名プロデューサーのトレヴァー・ホーンです。 「アーワ♪ アーワ♪」の掛け声でおなじみ、「Video Killed The Ra…
Legendary Hearts / Lou Reed (1983) 昨日は8/19バイクの日! ということで今日はフルフェイスのヘルメットがジャケットのこのアルバムを。 オルタナティブ・ロック、ひいてはパンク・ロックの源流とも言うべきニューヨークのロックバンド、ヴェルヴェット・…
Swoon / Prefab Sprout (1984) 僕含め、音楽に親でも殺されたのか、自分でも一体何がしたいのかよく分からないまま血まなこになって古いアルバムを聴き漁っているいわば音楽オタクの人達に共通するのは、救いようのないほど酷い「あまのじゃく」だということ…
Walk Across The Rooftops / The Blue Nile (1984) 今日はクールで大人なニューウェーブ。 スコットランドの謎のバンド、ブルーナイルのデビューアルバムです。 このアルバムは知る人ぞ知る名盤だとしばしば言われますが、アルバムとして完成度が高いのに全…
99 Luftballons / Nena (1984) おそらく誰しも聴いたことがあるこの歌もニューウェーブ真っ只中の1984年発売でした。 “99Luftballons” (和訳すると99の赤い風船) はドイツ語詞にも関わらず全世界で大ヒットした曲です。 https://youtu.be/La4Dcd1aUcE 世界中…
Candy-O / The Cars (1979) ザ・カーズはアメリカ、ボストン出身のニューウェーブバンド。 シンセサイザーを大胆に取り入れたポップなサウンドで数々のヒットを飛ばしました。 当時はかなり売れていたはずなのに、今の日本では驚くほど知名度がないバンドの…
NORMAL / 一風堂 (1980) 邦楽のアルバムジャケットで1番好きかもしれない一枚。 三角ってなんておしゃれ。 このアルバムには入っていませんが、皆さんご存知、SHAZNAの「すみれSeptember Love」(中高生は知らないのかな…)はこの一風堂の楽曲のカバーです。 …
This Is What You Want... This Is What You Get / Public Image Ltd (1984) 思えばこのアルバムは人生で初めて聴いたニューウェーブのアルバム。 中学2年の時にセックス・ピストルズのパンクロックに衝撃を受けたあと、僕は、ラモーンズやクラッシュ、ダム…
安全地帯Ⅲ〜抱きしめたい / 安全地帯 (1984) 玉置浩二率いるバンド、安全地帯は1973年結成。 彼らはインディーズ時代、バンド自らつくった地元、北海道のスタジオで連日7〜8時間、練習や楽曲制作とストイックな活動をしていました。 そこを訪ねたのが井上陽…
Ghost in the Machine / The Police (1981) ドラムのスチュアート・コープランド、ギターのアンディ・サマーズ、ベースボーカルのスティングが揃った時点で、ザ・ポリスは奇跡と言える。 たぶん、3人ともプレイヤーとしては個性的な部類に入る人達だけれど、…
Life’s Too Good / The Sugarcubes (1988) ビョークが在籍していたことでも有名な、アイスランド出身のバンド。 ビョークがいるのに、まさかのツインボーカル。 (しかも奇声をあげたり、たまにラッパを吹くおじさん) ニューウェーブと呼ぶには少し時代が後に…
Undercover / The Rolling Stones (1983) ローリングストーンズは60年代から活動し、80年代には既に大御所。 今まで書いてきたようなチャキチャキのニューウェーブバンドではありません。 しかしながら、人気絶頂の中で、彼らにとって新機軸である電子ドラム…
Talk Talk Talk / The Psychedelic Furs (1981) 今日は1977年結成のロンドンのバンド、サイケデリックファーズのセカンドアルバム。 日本では異様に知名度が低いですが、当時イギリスだけでなく色々な国でヒットを飛ばしたバンドです。 プロデューサーはこの…
Head Over Heels / Cocteau Twins (1983) シューゲイザー・ロックの古典ともいうべきアルバム。 (シューゲイザーについては過去記事「シューゲイザーのレシピ」参照) コクトー・ツインズの音がシューゲイザー・サウンドの原点というのはよく言われる話だけど…
The Curse of The Higsons / The Higsons (1984) 思うにニューウェーブの音楽は「暗くてかっこいいやつ」と「アホでかっこいいやつ」の2つに分けられます。 ファンクに影響を受けたニューウェーブで言えば、昨日紹介したA Certain Ratioが「暗くてかっこい…
I’d Like To See You Again / A Certain Ratio (1982) イギリスはマンチェスターのダークなファンクバンド、ア・サーテイン・レイシオの4枚目。 このバンドはジョイ・ディヴィジョンと同時期に伝説のライブハウスであるハシエンダで活動していたということで…
Hyaena / Siouxsie & The Banshees (1984) セックス・ピストルズのグルーピーでもあったスージー・スーを中心としたスージーアンドザバンシーンズ、通称スジバンは初期の攻撃的なサウンドや彼女のド派手なルックスから色物バンドとして見られてしまいがちで…
Sound-on-Sound / Bill Nelson’s Red Noise (1979) きましたニューウェーブの超(隠れ)名盤。 70年代前半から活動したグラムロックバンド、Be-Bop Deluxeのボーカルであるビル・ネルソンが解散後に開始したソロプロジェクト第1作。 知名度は低いですが、初期…
Solid Gold / Gang Of Four (1981) カミソリギターの名手、アンディ・ギルを擁するギャング・オブ・フォーのセカンドアルバム。 前作からのブラックミュージックの要素がさらに深化され、よりダークで肉体的なサウンドに。 音の隙間も多く、頭から最後まで異…
Boy / U2 (1980) 今や世界を股にかけるロックバンド、U2のデビューアルバムを今日は紹介します。 アイルランド出身である彼らは母国で人気を集めるなか、敏腕音楽プロデューサー、スティーブ・リリーホワイトがサウンドミックスを手掛けたこのアルバムで世界…
今日はニューウェーブをお休みしてサウナについて。 僕と杉森さんがサウナにはまりだしたのは半年くらい前。 それまではサウナが暑いのも嫌だし、水風呂が冷たいのも嫌だし、何がいいのか全く理解できませんでした。 正直いうと今でも暑いのは嫌だし冷たいの…
Love and Rockets / Love and Rockets (1989) 今日のアルバムはニューウェーブとはあまり言えないかもしれませんが、ニューウェーブの発展型、ラブアンドロケッツの4枚目です。 ポストパンクバンドのバウハウスは1983年に解散し、ボーカルのピーター・マーフ…
Mummer / XTC (1983) XTCはアルバムがたくさんあり、音楽性もアルバムによって異なるのですが、僕が1番好きなアルバムはこの6枚目、ママーです。 XTCのギターボーカル、アンディ・パートリッジ はワールドツアーのさなか、自身の精神的な問題でライブができ…