今日のニューウェーブ 第6回
Love and Rockets / Love and Rockets
(1989)
今日のアルバムはニューウェーブとはあまり言えないかもしれませんが、ニューウェーブの発展型、ラブアンドロケッツの4枚目です。
ポストパンクバンドのバウハウスは1983年に解散し、ボーカルのピーター・マーフィーを除く3人でラブアンドロケッツが結成されました。
ジャケットから分かるとおりサイケデリック/ドラッギーなサウンドですが、1970年代のサイケデリックロックとは異なり音はズズーンと重厚。
笑えることにこのアルバム、2002年のリイシュー盤だと一つのアルバムの中
に”Motorcycle“って曲と”Bike”って曲と”Bike Dance”って曲がある。
どんだけバイク好きなの…
ただバイクやサーフィンやスケボーや自転車など、乗り物を題材にするのはロックの伝統的な手段。
どの時代でも「こことは別の世界に行く」というのがロックのキーワードなのかもしれません。ドラッグにしても。
でもこれが1970年代あたりのサイケデリックロックとは決定的に違うのは重低音と等間隔のビートを利用していること。
それはヒップホップやテクノ、ハウスの影響から。
言語化できない感覚を与えるような演奏する、ドラッグ文化があった時代のロックを今の日本でやるには、クスリに替えてサウナに行くしかないと思う今日この頃。
今度サウナの話書きたいな…