バイクまみれ 番外編 〜エンジンの種類〜
教習日記の途中ですがそろそろ飽きられてるような気がするので少しバイク自体について書いてみたいと思います。
バイクも音楽と同じように、同じバイク好きでも色々とジャンルや派閥があり、それぞれ違った美学があるようです。
バイクに興味を持ち出してからほんの数ヶ月でまだ公道を走ったこともない奴が目をキラキラさせて経験なしに調べただけの知識なので間違ってる部分もあるかもしれませんが、逆に細かいところを省いて全く知らない人でも分かりやすく書けたら良いなと思います。
偏見もかなりあると思うのでバイク好きの方はご容赦下さい。
〜排気量と気筒数〜
バイクの話をするときに絶対出てくるのが〇〇〇ccの〇気筒っていうエンジンの話です。
バイクに乗っていると言うと何ccの何気筒かまず聞かれるくらいバイクを特徴づけるものなのですが、というのもバイクの心臓部はエンジンで、車よりも全体のうちのエンジンの割合が大きいため、エンジン特性でほとんどバイクの個性が決まるからです。
簡単に言うと排気量はエンジンが一度に空気を吸い込む量、気筒数は吸い込んでガソリンを爆発させる部屋の数です。
排気量はエンジン1つあたりの合計の数値なので、同じ400ccでも1気筒、2気筒、3気筒、4気筒と色々なエンジンが作れます。
同じ排気量だとして、気筒数が増えると爆発する場所1つあたりの広さは狭くなります。
同じ2ℓの水の量でも2ℓのペットボトル1本か、1ℓのペットボトル2本か、500㎖のペットボトル4本か、分け方が色々あるのと一緒です。
基本的には排気量が大きければ大きいほどパワーがあってバイク自体も大きいので、排気量によって法律や免許制度での扱いが変わってきます。
細かく書き出すとキリがないので、パッと聞いて僕が思うイメージを箇条書きにしてみました。
50cc
いわゆる原付。基本的にはオートマで車の免許だけで乗れる。法定速度が30km。
125cc
小型MT免許が最近できたので少ない教習だけで気軽に乗れる。スマートな時代の流れに乗って今1番熱い排気量。
250cc
車検がない。中型免許を取って400ccまで乗れるけど小さくて取り回しやすいのでこれくらいがいいという人も多い。
400cc
中型免許で乗れる1番大きいバイク。
今の教習車も400cc。
大型免許が必要。通称ナナハン。おじさんの中にはこの排気量以上じゃないとバイクと認めない人もいる。
1000cc
車体がかなり大きく、バイクの上に人がちょこんと乗ってる感じになる。軽自動車よりエンジンがでかい。
最高速が200km〜300km以上とかも全然普通にありスピード狂で乗っている人が多い。
もちろんこの中間の排気量もありますが強いて言うならこれらが大きい境目です。
次に気筒数。
先に気筒数は爆発させる部屋の数と説明しましたが、気筒数=ピストンの数なので、大男が1人で水車を回しているか、中背の人が2人で水車を回しているか、こびとが4人で水車を回しているかの違いと考えて下さい。
単気筒
パーツが少なくて済むので軽量化しやすい。曲がりやすく取り回しが良いため、オフロードバイクやストリートバイクに多い。
エンジン音はドッドッドッドッド、ドルルルルルーンって感じの屋台の発電機とかチェーンソーの音。
2気筒
特性は単気筒と4気筒の中間くらい。
エンジンの見た目がかっこいいのでハーレーのようにエンジン丸出しにされることが多い。
エンジン音はドドドドドドドとかブイーーンっていう16ビート。
4気筒
構成するパーツが多いので重くなったり値段が高くなりやすい。
精密な作りが出来るのでレーサーのエンジンなどスポーティで速いバイクに使われる。
エンジン音はシャカシャカシャカシャカ、ヒューーーーン。
3気筒はあまりありません。
多気筒、つまり2気筒以上では各ピストンの向きによっても性能が変わるので、並列2気筒だったらパラレルツイン、V型2気筒だったらV-ツインとか言います。
有名なハーレーのこういうエンジンはV-ツイン。
予想以上に長くなりそうなので続きはまた今度書きます。