今日のニューウェーブ 第12回
The Curse of The Higsons
/ The Higsons
(1984)
思うにニューウェーブの音楽は「暗くてかっこいいやつ」と「アホでかっこいいやつ」の2つに分けられます。
ファンクに影響を受けたニューウェーブで言えば、昨日紹介したA Certain Ratioが「暗くてかっこいいやつ」で、これは後者。
どちらもアメリカのファンク・ロックを材料にしているのに、こうも違う料理ができるのかとびっくりしますが、もしかすると、ニューウェーブの面白味はそういうところなのかもしれません。
このアルバム、そもそもタイトルが、「ヒグソンズの呪い」なのに、聴くと普通に明るい。
一曲目から「うおーーどりゃーー」と無茶苦茶なファンクで、全然ついていけず笑っていると、
「ん?、かっこいい…かも…」
という気持ちになってくる。
「面白い」と「かっこいい」は紙一重。
面白かっこいいぜ!ヒグソンズ。