今日のニューウェーブ 第5回

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Mummer / XTC

(1983)

 

XTCはアルバムがたくさんあり、音楽性もアルバムによって異なるのですが、僕が1番好きなアルバムはこの6枚目、ママーです。

 

XTCのギターボーカル、アンディ・パートリッジ はワールドツアーのさなか、自身の精神的な問題でライブができなくなってしまいました。

 

このアルバムに収録されている曲たちはそんな状態のアンディがスウィンドンの自宅に戻り、誰とも話さずに少しずつ書き溜めたものです。

 

ママーとはイギリス西部の伝統的な役者のこと。

大好きな音楽がいつのまにか商売事になり、いやが応にもXTCのアンディ・パートリッジ としての自分を演じなくてはならず、そして自分でもよく分からないうちに人前にすら立てなくなってしまった自分自身を地元の伝統的な役者になぞらえ、このタイトルをつけたのだと思います。

 

僕が特に好きなのは一曲目のビーティングオブハーツです。

正しいかはわかりませんが、僕の勝手な解釈で少しだけ訳してみました。

 

Do you know what noise awakes you Every morning from your bed

どんなノイズが毎朝君をベットから叩き起こすかわかるかい?

 

A-coming from the farthest hillside
A-coming from inside your head

遠くの丘からやってくる音

君の頭の中から湧いてくる音


You have heard
You have heard the loudest sound
In this and every world you can think of

君は聴いたことがある

君が考えつく限りの世界で1番大きな音を


Louder than tanks on the highway
Louder than bombers in flight
Louder than noises of hatred

高速道路の戦車より

空中の爆弾より

憎しみの雑音より

もっともっと大きな音


Dancing us from darkest night is the rhythm of love
Powered on the the beating of hearts

君を真っ暗闇から連れ出して

踊らせるのは

君の心臓の鼓動が刻む愛のリズム

 

https://youtu.be/ah--JjAHo00

 

凹んだ時や、迷った時に聴く大好きな曲です。