今日のニューウェーブ

今日のニューウェーブ 第25回

Legendary Hearts / Lou Reed (1983) 昨日は8/19バイクの日! ということで今日はフルフェイスのヘルメットがジャケットのこのアルバムを。 オルタナティブ・ロック、ひいてはパンク・ロックの源流とも言うべきニューヨークのロックバンド、ヴェルヴェット・…

今日のニューウェーブ 第24回

Swoon / Prefab Sprout (1984) 僕含め、音楽に親でも殺されたのか、自分でも一体何がしたいのかよく分からないまま血まなこになって古いアルバムを聴き漁っているいわば音楽オタクの人達に共通するのは、救いようのないほど酷い「あまのじゃく」だということ…

今日のニューウェーブ 第23回

Walk Across The Rooftops / The Blue Nile (1984) 今日はクールで大人なニューウェーブ。 スコットランドの謎のバンド、ブルーナイルのデビューアルバムです。 このアルバムは知る人ぞ知る名盤だとしばしば言われますが、アルバムとして完成度が高いのに全…

今日のニューウェーブ 第22回

99 Luftballons / Nena (1984) おそらく誰しも聴いたことがあるこの歌もニューウェーブ真っ只中の1984年発売でした。 “99Luftballons” (和訳すると99の赤い風船) はドイツ語詞にも関わらず全世界で大ヒットした曲です。 https://youtu.be/La4Dcd1aUcE 世界中…

今日のニューウェーブ 第19回

This Is What You Want... This Is What You Get / Public Image Ltd (1984) 思えばこのアルバムは人生で初めて聴いたニューウェーブのアルバム。 中学2年の時にセックス・ピストルズのパンクロックに衝撃を受けたあと、僕は、ラモーンズやクラッシュ、ダム…

今日のニューウェーブ 第18回

安全地帯Ⅲ〜抱きしめたい / 安全地帯 (1984) 玉置浩二率いるバンド、安全地帯は1973年結成。 彼らはインディーズ時代、バンド自らつくった地元、北海道のスタジオで連日7〜8時間、練習や楽曲制作とストイックな活動をしていました。 そこを訪ねたのが井上陽…

今日のニューウェーブ 第17回

Ghost in the Machine / The Police (1981) ドラムのスチュアート・コープランド、ギターのアンディ・サマーズ、ベースボーカルのスティングが揃った時点で、ザ・ポリスは奇跡と言える。 たぶん、3人ともプレイヤーとしては個性的な部類に入る人達だけれど、…

今日のニューウェーブ 第16回

Life’s Too Good / The Sugarcubes (1988) ビョークが在籍していたことでも有名な、アイスランド出身のバンド。 ビョークがいるのに、まさかのツインボーカル。 (しかも奇声をあげたり、たまにラッパを吹くおじさん) ニューウェーブと呼ぶには少し時代が後に…

今日のニューウェーブ 第15回

Undercover / The Rolling Stones (1983) ローリングストーンズは60年代から活動し、80年代には既に大御所。 今まで書いてきたようなチャキチャキのニューウェーブバンドではありません。 しかしながら、人気絶頂の中で、彼らにとって新機軸である電子ドラム…

今日のニューウェーブ 第14回

Talk Talk Talk / The Psychedelic Furs (1981) 今日は1977年結成のロンドンのバンド、サイケデリックファーズのセカンドアルバム。 日本では異様に知名度が低いですが、当時イギリスだけでなく色々な国でヒットを飛ばしたバンドです。 プロデューサーはこの…

今日のニューウェーブ 第13回

Head Over Heels / Cocteau Twins (1983) シューゲイザー・ロックの古典ともいうべきアルバム。 (シューゲイザーについては過去記事「シューゲイザーのレシピ」参照) コクトー・ツインズの音がシューゲイザー・サウンドの原点というのはよく言われる話だけど…

今日のニューウェーブ 第12回

The Curse of The Higsons / The Higsons (1984) 思うにニューウェーブの音楽は「暗くてかっこいいやつ」と「アホでかっこいいやつ」の2つに分けられます。 ファンクに影響を受けたニューウェーブで言えば、昨日紹介したA Certain Ratioが「暗くてかっこい…

今日のニューウェーブ 第10回

Hyaena / Siouxsie & The Banshees (1984) セックス・ピストルズのグルーピーでもあったスージー・スーを中心としたスージーアンドザバンシーンズ、通称スジバンは初期の攻撃的なサウンドや彼女のド派手なルックスから色物バンドとして見られてしまいがちで…

今日のニューウェーブ 第9回

Sound-on-Sound / Bill Nelson’s Red Noise (1979) きましたニューウェーブの超(隠れ)名盤。 70年代前半から活動したグラムロックバンド、Be-Bop Deluxeのボーカルであるビル・ネルソンが解散後に開始したソロプロジェクト第1作。 知名度は低いですが、初期…

今日のニューウェーブ 第8回

Solid Gold / Gang Of Four (1981) カミソリギターの名手、アンディ・ギルを擁するギャング・オブ・フォーのセカンドアルバム。 前作からのブラックミュージックの要素がさらに深化され、よりダークで肉体的なサウンドに。 音の隙間も多く、頭から最後まで異…

今日のニューウェーブ 第7回

Boy / U2 (1980) 今や世界を股にかけるロックバンド、U2のデビューアルバムを今日は紹介します。 アイルランド出身である彼らは母国で人気を集めるなか、敏腕音楽プロデューサー、スティーブ・リリーホワイトがサウンドミックスを手掛けたこのアルバムで世界…

今日のニューウェーブ 第5回

Mummer / XTC (1983) XTCはアルバムがたくさんあり、音楽性もアルバムによって異なるのですが、僕が1番好きなアルバムはこの6枚目、ママーです。 XTCのギターボーカル、アンディ・パートリッジ はワールドツアーのさなか、自身の精神的な問題でライブができ…

今日のニューウェーブ 第4回

Porcupine / Echo & The Bunnymen (1983) 今日のニューウェーブはすごく季節外れのジャケット。エコーアンドザバニーメン、通称エコバニの3rdアルバムです。 暑すぎて一旦このジャケットの中に入らせて欲しい。 エコバニの何がかっこいいってリズム隊が物凄…

今日のニューウェーブ 第3回

Tin Drum / JAPAN (1981) イギリスのバンドなのにバンド名はジャパン、アルバムジャケットには毛沢東の写真、音楽性は黒人音楽の影響を強く受けて… とニューウェーブのごった煮感を象徴する1枚。 彼らは当初アイドル的な打ち出し方をされていて、イギリス本…

今日のニューウェーブ 第2回

Anywhere / New Musik (1981) チープなシンセサイザーサウンドで一世を風靡したトニー・マンスフィールド、通称トニマンが率いていたイギリスのバンド。 80年代はサンプラーやシンセサイザーなどの楽器や録音機材がどんどん進化して、出せる音が増えてきただ…

今日のニューウェーブ 第1回

Night Time / Killing Joke (1985) 自分で書いておいてなんですが最近のブログは内容がヘビー過ぎて更新する気が起きなくなりつつあるので、もっとライトにアルバム1枚ずつについて書きたいと思います。 「ニューウェーブ」とは1970年代末〜80年代にイギリス…